●フリーランスになる前に心得ておくべきこと
フリーランスとは、いわゆる「個人事業主」であり、「独立」や「起業」などと同じ場面で使われるイメージがあるが、法人(会社)として事業を行う場合とは税法上の取扱いが異なる。
まず、フリーランスになり、会社に属さないということは、図らずも少なからず「社会的信用」の面において少々弊害が生じる。
具体的にいうと、クレジットカードやローンなどの新規契約時に必要な「与信審査」をクリアするハードルが高くなってしまうことがあるという。
そこで会社員であるうちに、フリーランスとしての今後を見据えて次のような準備をしておくと安心だろう。
・業務用クレジットカードの発行
・オフィスの賃貸借契約
・車
・住宅のローン申し込み
ただし、クレジットカードや不動産の賃貸借契約においては、事業用としての利用ができないこともある。加えて、「会社員として安定した収入があること」だけが与信審査の条件ではないことはもちろん留意してもらいたい。
また、これまで会社に任せていた“納税”にまつわるあれこれを、自分で行わなければならない。
もっとも代表的な手続きは、毎年2月16日〜3月15日に行う「確定申告」がある。
「確定申告」の手続きは、簡単にいうと会社が行なっていた「年末調整」に代わるものだが、必要書類に所得金額などを記入し提出することで、その内容に応じた「所得税」や「住民税」を納付することができる。
このほか、フリーランスとして事業を続けていけば、年間の事業所得が290万円以上になったときには「個人事業税」、前々年の事業売上高(消費税の課税売上高)が1000万円以上になれば「消費税」の納付義務が生じることもある。